12月6日!もしも安斎育郎氏が総理大臣になったら!?

 12月6日、大阪市中央区の南御堂同朋会館にて大阪宗教者9条ネットワーク主催「講演と行動のつどい」が開催されました。 立命館大学平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎氏が「核兵器廃絶への流れ〜憲法9条の出番」というテーマで講演。
 原水爆禁止世界大会の議長でもある安斎氏は、人類滅亡の命運をさえ握るといわれる核兵器のことがなぜ国連憲章日本国憲法に書いていないのか、第2次世界大戦後の核兵器をめぐる情勢や日本に核兵器が落とされた経過などについて詳しく説明。
 続いて「憲法を守る」から「憲法で守る」への積極的展開を呼びかけられ、日本の安全保障上、重要なのは、食料・エネルギー・災害対策・自殺予防・医療・年金であること、そしてそれを阻害している核超大国アメリカの「核の傘」に依存している日本国政府のふがいなさの問題を詳しく指摘。さらには安斎氏自身がもし総理大臣になったら(!?)日本の安全保障政策はこうする!と、多岐にわたってユニークな「マニフェスト」を論述。
 最後に、大切な憲法を守るためには憲法第12条「国民の不断の努力によって」こそ「自由と権利」が守られる、私たちは一人としては「微力」だが決して「無力」ではないと、運動の大切さを訴えられました。
 ユーモアを交えた軽妙でわかりやすい講演に参加者は魅了され、引き続く御堂筋平和パレードを意気高く成功させました。